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2018-10-19

アトリエ探訪記その4

vol.4『3LDK』さん 2018.8.29 wed

今回最後に訪問したのが
布バックや小物の作家3LDKさんです。
8月も終わりの訪問でした。
あれから2ヶ月近く経ち、秋の心地よいお天気の中
あの夏の酷い暑さも遠く忘れてしまいそうです。
さてそんな晩夏、汗をかきかき坂道を上がった先に
3LDKさんのアトリエはありました。

今回もお土産を選びます。
タルトの専門店『NOYU』さんで季節の美味しい果物を使った
色とりどりのタルトから桃のスライスを何層にも装ったタルト。
一見シンプルだけど手が込んでいてなおかつ爽やか。
3LDKさんの作品イメージにぴったりです。
これに決めました。

 

3LDKさんの作品の特徴を一言で表すと『丁度良い』。
ワンショルダーの肩ひもの太さや、バック自体の大きさ、
ポケットの大きさや場所が絶妙に『丁度良い』のです。

 

フクオカクラフトマーケットの2回目開催から
参加していただいている3LDKさん。
その物作りは娘さんの子育てと重なります。
幼い娘さんのために作り始め、やがてワンデイショップや
様々なイベントにママ友と参加するようになり
ご自身の作品を販売するようになりました。
アトリエはご自宅のリビングの一角にある3帖ほどのスペース。
キッチンもすぐ横にあり、常に家族の気配を感じながら
物作りができる環境です。

生地をカットするのはリビングの広いテーブルで

型紙を見せてもらっていた時、ある事に気付きました。
「これって、カレンダー?」
「あ、わかりました?丁度いい大きさなんですよ」
とリビングにかけてあるカレンダーを指差して
「あれです!お気に入りなの」って。

丁度いい大きさなんですよー!

ミシンの横にちょこんと置いてある箱が気になったので
見せてもらえないかとお願いしたところ、
ちょっと困った表情をしながら見せてくれました。
中身は作品を作る過程で出た端切をきれいに切りそろえたもの。
「なんか捨てられないんですよ」って。
ミシン台も譲り受けた足踏みミシンをリフォームした物だったり、
針刺しや糸切りばさみなどの道具類も使い込まれた物だったり、
カレンダーの型紙にしても、ものを大切にまた上手に使う方だなと感じました。

 

屋号の『3LDK』ですが、実はご自宅の間取り。
ほっこりとする反面、こだわりも感じられて
その意味深さをしみじみ感じる屋号です。
家事をしながら、育児をしながらの慌ただしい毎日の中から
生まれたデザインは効率的で機転が利いていて、
あったらいいなの使い勝手の良さ『丁度良さ』に
繋がっていったのだと思います。
子育ても落ち着いた今、小さな娘さんへの物作りは
有名百貨店やギャラリー、インターネットでの通信販売など
販売の場所も増え、ファンもどんどん増えています。
それでも変わらずお家でコツコツ、
きちんと丁寧なお仕事の3LDKさんなのです。

家族の気配を感じながら3LDKさんのモノ作りの拠点はキッチンの横

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